100s寺子屋@かやの木会館

うまくまとめられないので、ダラダラと書きました。どういう流れで言ったのか分からない発言が唐突に出てきたりしますが、すみません。無駄に長いのでたたんでおきます。
お客さんは100名ちょっとの小さなホール。ステージは低く小さくて、「お楽しみ会」でもやりそうな雰囲気。
ステージ上に小さなテーブルとスツールが3つ、お題目を書いためくり台、そしてどこかの商店街の写真パネルがイーゼルに飾られている。
渡る世間は鬼ばかり」のテーマソングをSEに中村くんと池ちゃん登場。
ゲストは小野ちゃん。意外*1だけど嬉しい!小野ちゃんはタモリ倶楽部が大好き。いいとも以外のタモさんの番組は全て録画して見ている。
近況報告。現在レコーディング中。リリース予定はまだ未定。飾られていた写真に今回のアルバムのテーマのヒントが。写真の場所は中村くんの地元フラワーロード商店街。撮影は佐内さん。今回のアルバムのテーマは「原風景」。一作品ぶりに、また佐内さんと一緒に作品をつくることになり、撮影をしているそう。次回のアルバムのアートワークは期待できそう!寺子屋ゲストに佐内さんを呼びたいと池ちゃん。是非呼んで下さい!中村くんは佐内さんについて「あの人はよく喋るからねー」。
質問コーナー。事前に募集した質問にいくつか答える。「東京都の小野眞一さん」から中村くんへ「どうやって曲をつくっているんですか?」との質問。→中村くんは完全に「ふってくる」タイプ。理論的に曲をつくったことは一度もない。ちなみに、池ちゃんが小野ちゃんの作曲について「小野ちゃんは私生活がパンクだけど、つくる曲はポップ。」と。池ちゃんが「名探偵コナン」を「名少年コナン」と間違える。「名少年はたくさんいる(小野ちゃん)」。中村くんは「先生」という名前の鳥を飼っている。「最近、頭の中で流れている音楽はなんですか?」→レコーディング中の曲が頭で鳴って眠れない夜がある。中村くんは最近はビートルズの話ばかりしている。
ここでビートルズの曲を4曲かけながら休憩。曲は「Twist and Shout」「I've Just Seen a Face」「Hey Jude」「Sexy Sadie」(順不同)
メンバー再登場。今、流した4曲の解説を。小野ちゃんが「大好きなクラッシュの曲の歌詞のイメージでビートルズはあまり聴いてこなかったけど、実はパンクもオルタナもローファイも全てビートルズが先駆けていた事に気付いた。」と饒舌に話していて*2、とても興味深かった。100スタの試運転(?)の為に「Sexy Sadie」を中村くん(Vo,Dr)、池ちゃん(Key)、小野ちゃん(Gt,Ba)でテストレコーディングした。そのデモを流す。これがとても良かった。演奏は粗いけど、中村くんのボーカルがとても良くて、やっぱり中村くんの出す高音は独自だと思った。ちゃんと6人で録って、何かのかたちでリリースしたらいいと思う。原曲貼っておきます。

レコーディングの時は色んな音を試しているそう。例えば、豊夢くんが鍋のフタをドラム代わりにしたり、前述の「先生」の鳴き声等。「まんまる」で入っているキーンという音は実は灰皿をペンで叩いた音。その灰皿を持ってきたので、小野ちゃんが再現。ところが、「コツン」という鈍い音しかせず。叩き所が悪かったみたいで、池ちゃんが叩き直したら、ちゃんと鳴った(笑)
音歴(100sアンソロジー)。個人的にはこのコーナーが今日のメインだったと思う。池ちゃんが中村くんのうちの倉庫から探してきたデモを数曲かける。恥ずかしがって嫌がる中村くん。
まずは「バーストレイン」。妙にドラムの音が大きいけど、完成度の高いデモ。中村くんよりも小野ちゃんが恥ずかしがっていた。「OZ」はデモの完成度を非常に高くしたので、2枚録ったような感覚らしい。中村くんがAメロだけ作ってあった曲と、小野ちゃんが作りかけの曲が、上手く組み合わさって「バーストレイン」が出来た。『もう二度とはないよ』という歌詞は小野ちゃんが考えたキーワードで、そこから中村くんが歌詞をつけたのだけど、このキーワードがあったおかげで、歌詞はとてもスムーズに書けたらしい。今回のアルバムは、こんなに作り込んだデモはないそう。小野ちゃんのつくった曲は、またあるみたい。
続いて「君ノ声」。まだ歌詞ができていない段階のデモ。最初、英詞がついているのかと思ったら「ファー」とか「ウェー」とか言ってるだけだった(笑)「ダディ」という謎のアドリブ詞が出てきて、中村くんが恥ずかしかっていた。サビのみ一部だけ詞が付いていて「君の声が聞こえてくる。」の部分は「君の声がこだましてる」という歌詞だった。「『もののけ姫』を見た直後だったんじゃないの?」と池ちゃん。「君ノ声」のメロは中村くん自身気に入っている曲だそう。演奏はサンプリングドラムとギター。中村くんはリズムを確認する為にドラム(とギター)だけ録る事がよくあるらしい。
最後は「魂の本」。ギター1本のみの弾き語り。これはすごい。歌詞は既についていた。CDよりもシンプルな分、ストレートで分かりやすい曲に感じた。このデモを最初に聴かせたのは佐内さん。佐内さんの個展の時にデモテープを持って行って、二人で聴いたそう。素敵なエピソードをありがとう。
プレゼントコーナー。Tシャツ2枚、国技館で飾ったダルマ、両国に行ったときの広報の拡大パネル*3。全て3人のサイン入り。くじ引きによる抽選でお客さんにプレゼント!約100人中4人でしょ。もしかしたら当たるかも〜なんてドキドキワクワクしてたけど、まぁ、当たらないっすね。当初はプレゼントはTシャツ2枚のみだったんだけど、他にもあげられるものがないか色々探してくれて、4つに増えた。途中で「状況が裂いた部屋」の額*4が出てきた時は、嬉しすぎてビックリしたけど、流石にこれはあげられない、と。そうだよね。もし貰えたとして、自分の部屋が状況部屋になってしまうなんて、恐れ多い。あれを見れただけで充分です。
3人は退場し、最後にレコーディング中の新曲のデモを流す。池ちゃんがつくった曲。ボーカルは高音ファルセットで池ちゃんらしいけど、100sの今までの曲とは違う。キレイだけど、ファンクっぽい要素もあるような。1曲しか聴いてないけれど、次のアルバムは「ALL!!!!!!」とは全く違う路線になるんだろうなという事は分かった。テーマもはっきりしてるし、きっと「OZ」路線。いろんな点で、前作よりは期待できそうな気はする…。
帰りに、お土産に、今日の日付入りオリジナルタンブラーと、その中に入った中村くんが最近いつもなめているというのど飴を頂いて終了。
トークだけで終わらず、デモが何曲か聴けたのが貴重な体験で、とても良かった。ただ、どの曲も途中までしか聴けなかったのがちょっともの足りないかなぁ。決して不満ではなく、貴重な体験だから、「もっと聴きたい!」って思っちゃうんだよね。

*1:勝手にまっちぃだろうと予想していた。

*2:今日はビール飲んでないよ!

*3:パネルって言うか、ダンボールの台紙付けただけ

*4:昔、状況部屋に飾ってあった額