ぐるりのこと。

静岡シネギャラリーにて。東京で見たかったけど見逃してたなーと思う作品は、大体ここで上映される。もし、わたしが静岡に住むとしても*1、ここの映画館さえあれば、映画には困らないと思う。
以下簡単な感想
台風の夜に翔子が胸に引っかかってたものを全て吐き出すシーンが、一番メインのシーンだと思うけど、それをクライマックスに持ってこなかったのが、良かった。おかげで終わり方が暗くないし、無理に感動させようみたいな空気にはならない。辛い事も、それを乗り越えた後の幸せも、ただ淡々と綴られていく。「どうしたらいいのか分からなくて、溜め込んでしまう。」妻に対して「どうすることも出来なくて、逃げてしまう」夫。どちらの気持ちもよく分かる。
裁判のシーンに意外な俳優さんが出てくるので、今度はだれが出てくるのかとワクワクした。ほんのちょっとしか出ないけど、新井浩文は、あの手の異常と言うかやばい人が本当にはまり役だね。

*1:そんな予定は全くないですけど。