百万円と苦虫女

森山未來ブーム到来の予感です。超素敵(笑)。以下感想。ネタバレしてます。
鈴子がシャバに出てきてフラフラと歩いて行くシーン。あの蒼井優ちゃんが池脇千鶴ちゃんっぽいなぁと思った。若くて可愛いはずなのに、くたびれている=わたしの池脇千鶴(役)のイメージ。
もうちょっと笑い声とか起こるかと思ったら、全然起こらなかった。ソウルメイトとか瀧がどアップで「おはようございます。」って言うシーンとか。中島がお金を借り続けた理由が分かって、一人で泣きました。
拓也が「手紙書くから住所教えて」って言うシーンも、不動産屋のシーンも、結局伏線になってたんだね。鈴子からは拓也への手紙を出せずにいたけど、保証人になった事によって結局住所が分かって、拓也が手紙を書く、と。
最終的に、出会う為に旅を続けるよりも、その地その地でちゃんと人と向き合って行く事が大事なんじゃないのかなぁ、と思ってしまった。中島とのすれ違いの件はもちろん、農村の人達とも、ソウルメイトwの彼とも、鈴子はもっとちゃんと向き合うべきだったと思うんだけど。拓也は中学受験をせずにいじめっ子と同じ中学校に進む道を自ら選んだわけだし。そういう事も踏まえて、ラストシーンは鈴子と中島が本当にすれ違ったまま離ればなれになったのか、分からないようになってると思った。結局、会えないまま終わるのかな、と思いきや、鈴子が電車に乗るシーンまでは描かれてないんだよね。これは都合のいい解釈なのかな?最後の鈴子の表情見ると、旅をやめる選択肢なんてないような気もするし。あの蒼井優ちゃんの表情は素敵だよね。
タイトルの意味をパンフレット見るまで気付かなかった。苦虫女=鈴子の表情なのね。