訃報

クリスマスの夜に、音楽好きな友人達と楽しく過ごしていたところに、舞い込んできたのは余りにもショッキング過ぎる知らせ。何が起きているのか分かっているけど、頭が理解するのを拒否して「信じられない」という言葉しか出てこないよ。わたしには、数枚のCDとフェスや対バンで見た片手で足りる程の思い出しかないけど、思い出と同時に彼のファンだった何人かの友人の顔が脳裏に浮かぶ。今、わたしは一人じゃなくて良かった。余りにも思いがけなさ過ぎる事態に、心がざわついて止まらない。何かの間違いだと誰か言ってほしい。
彼らの音楽がもう聴けない事ももちろん辛いし、自分と同年代の人が、こんなにも突然に、あっけなく逝ってしまうのかというショック。どことなく儚げなところが彼の良さだったけど、こんなあっけない終わり方誰も望んでる訳ないじゃないか。最悪だ。
友達と別れて、何か音楽でも聴いて落ち着こうかと思ったけど、フジファブリックに限らず、何を聴いても辛さが増すような気がする。音楽を聴く事がこんなに怖いなんて初めてだ。
わたしは、今までもこれからも、志村の作った音楽が好きだよ。だからこれから、もっと沢山の音楽を聴き続けたかったんだ。